Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
梶原 健*; 森山 伸一; 高橋 幸司; 池田 佳隆; 関 正美; 藤井 常幸
Fusion Engineering and Design, 65(1), p.27 - 32, 2003/01
被引用回数:0 パーセンタイル:0.01(Nuclear Science & Technology)JT-60Uにおいて周波数110GHzの高パワー電子サイクロトロン(EC)基本波が弱磁場側から斜め入射で入射された場合に、基本波に含まれる異常波の振舞を調べた。JT-60Uにおいてはポロイダル方向に入射角を変えることができる。ある特定のポロイダル角度で入射した場合にEC波の入射ポートの隣の中性粒子入射(NBI)ポートのガス圧が上昇することがわかった。この時のEC波の入射パワーは約1MW、パルス幅は3秒であった。いくつかの入射角度について光線追跡計算を行い、遮断層で反射された異常波がNBIポートに侵入するかどうか調べた。その結果、NBIポートに侵入する場合にのみガス圧が上昇することを明らかにした。これは、反射された異常波の侵入によりNBIポート内の壁が過熱され、壁面に吸着しているガスが放出されたことを示している。このように反射された異常波による有害現象が観測されたのは初めてである。高パワー長パルス入射においては、EC波中の正常波の割合を高く保つことは吸収を良くするためだけでなく、このような有害現象を防ぐために重要である。
Bakhtiari, M.; 河野 康則; 玉井 広史; 三浦 友史; 芳野 隆治; 西田 靖*
Nuclear Fusion, 42(10), p.1197 - 1204, 2002/10
被引用回数:49 パーセンタイル:80.12(Physics, Fluids & Plasmas)トカマク型核融合炉では、プラズマのディスラプション時に急激に放出される熱エネルギーと逃走電子の発生とによって、第一壁等が損傷を受けることが懸念され、その緩和・抑制を行う手法の開発が進められている。その中で、プラズマ電流を急激に減少させてディスラプションを模擬し、そこへアルゴンと水素の混合ガスをプラズマ中に入射して、逃走電子の発生を防ぎつつ放電を速やかに停止するシナリオを考案し、JT-60Uにおいて実験的に証明した。この結果、アルゴンガスは放射損失を高めて放電の高速遮断に寄与する一方、水素ガスは電子密度を高めるとともに逃走電子の抑制に寄与することが明らかとなり、混合ガスパフの有効性が示された。
山納 康*; 小林 信一*; 松川 誠
Proceedings of 20th International Symposium on Discharges and Electrical Insulation in Vacuum, p.419 - 422, 2002/07
核融合研究では、大型超伝導コイルの保護回路に適用可能な大電流スイッティング技術が必要不可欠である。真空遮断器はその有力な候補の一つであるが、電極部のコンタクタ温度が最大通電電流値の制限要因となっており、これをいかに抑制するかが大電流化の鍵である。本論文は、異なるクロムと銅の成分比を持つ材料を電極に採用した場合や、ヒートパイプの有無による温度上昇の違いなどについてのモックアップ試験結果をまとめたものである。試験により明らかになった主なものは、(1)コンタクタの接触抵抗はクロム銅比及び面圧により変化する,(2)通電電流によっても接触抵抗は非線形に変化するが、モックアップでは2kA程度で飽和が見られる,(3)電極ロッドの熱伝達率の違いがコンタクタの最高温度に影響する、などである。
小林 信一*; 山納 康*; 松川 誠
電気学会研究会資料, p.79 - 84, 2001/11
核融合装置電源には大電流の遮断器が必要で、真空遮断器はその有力な候補の1つである。真空遮断器は、電流を遮断する接点部分及び通電用導体が真空中に置かれるため、対流による放熱効果が期待できない。このため、大電流通電のためには、通電時の発熱を抑えるとともに、その発熱をいかに効率的に放熱させるかが重要な技術的課題となる。そこで、大電流通電を可能とする電極材料開発のために、組立式試験用真空遮断器を準備し、熱的特性を測定した。試験に供した電極の接点材料は、真空遮断器に広く使用されているクロム銅とし、クロムと銅の比が、100対0(純銅),75対25,50対50,及び25対75の4種類を試験した。その結果、純銅の場合が最も損失が低いこと,接触抵抗が発熱を決める主たる要因であることがわかった。
松崎 誼
電気学会技術報告, (709), p.54 - 58, 1999/01
電気学会では電力系統に短絡などで発生する故障大電流を抑制・限流する技術を調査するため専門委員会を発足させた。その委員会の中で、大規模な直流電源システムである核融合装置における故障電流の抑制・限流・遮断する技術について報告し、報告書としてまとめた。報告書では、(1)PFコイル電源の過電流抑制技術として、バイパスペア運転について述べ、プラズマディスラプション時における抑制リアクトルの挿入や特殊な限時特性をもつ過電流遮断方式について述べた。(2)超電導コイルクエンチ時の直流大電流遮断技術として、既に開発されたITER CSモデルコイル用の60kA、0.5秒動作やLHD用25kA、0.5秒の直流遮断器について述べた。更に(3)NBIで加速極間の放電破壊が発生した際、加速電源遮断で発生するサージ電流を抑制するサージブロッカーや空心リアクトルなどの技術について述べた。
大島 克己*
KEK Proceedings 99-17 (CD-ROM), 4 Pages, 1999/00
JT-60NBI加熱装置は、1986年8月から現在まで約13年間、JT-60プラズマ高性能化実験のための主加熱装置として使用されている。本NBI装置はこれまでに年間あたり約8000ショットのビーム調整用ショット及び年あたり約2000ショットのプラズマへの入射ショットを行っている。この間、多くのトラブルに見舞われたが、これらを解決しながら運転を進めてきた。イオン源用電源での最近の主なトラブルとしては加速電源直流フィルタのコンデンサ容量異常、加速電源用ガス遮断器のSF6ガス洩れ異常などがあり、これらの問題についての原因・対策等について報告するものである。
松崎 誼; 青柳 哲雄; 渡邊 和弘; 礒野 高明; 宮地 謙吾
SA-95-45,HV-95-128, 0, p.49 - 57, 1995/12
トカマク装置ではプラズマディスラプションなどの故障の際、過電流を抑制し、その後電流を遮断する必要がある。過電流抑制には空心リアクトルなどの機器の使用及びサイリスタのゲートシフトなど制御による方法がある。またNBIにおいては可飽和リアクトルによるサージ電流抑制などが行われている。遮断器としては、超電流コイルにおけるクエンチ発生時の直流遮断などのため、新しい直流遮断システムの開発が必要である。
not registered
PNC TJ1632 93-001, 120 Pages, 1993/03
一点炉近似動特性方程式に従う未臨界原子炉の中性子検出器信号揺らぎをA/D変換して得られる時系列を自己回帰移動平均モデル同定することにより、オンライン未臨界度推定が可能である。本研究は安価で即応性の良い臨界安全システムの開発にこの未臨界度推定手法を応用するための基礎研究を行うことを目的としている。本研究が目的としている臨界安全監視モニターでは、信号のDC成分が刻々と変化する場合にも通用できるアルゴリズムを開発する必要があり、ハイパスフィルタにより信号の低周波成分を除去する方法を採用した。この方法は単に信号に含まれるDC成分を除去するだけでなく未臨界度推定に不必要な低周波成分を除去する効果もある。本年度は原子炉から得られた定常時系列データを用いて、ハイパスフィルタの特性が未臨界度推定の精度・推定時間に与える影響を時系列データのサンプリング周波数と関連させて検討し、以下の結論を得た。ハイパスフィルタのカットオフ周波数のわずかな違いが未臨界度の推定値の精度に及ぼす影響は極めて大きいものであることが確認され、1)ハイパスフィルタのカットオフ周波数が低すぎて十分DC成分を除去できない場合、未臨界度は実際よりも浅く推定され、2)カットオフ周波数が適正値より高い場合、未臨界度は実際よりも深い方に偏る。これはハイパスフィルタの影響が強く、同定されるシステムがハイパスフィルタとの複合形になっていることが原因である。一般的には、ハイパスフィルタのカットオフ周波数はサンプリング周波数に比べてなるべく低く、またフィルタの次数も低い方が望ましいが、最適カットオフ周波数としては、フィルタのDC成分低減率の変化が最も大きい周波数を選択することが望ましい。
八巻 治恵
原子力工業, 38(4), p.10 - 12, 1992/04
昭和38年から平成4年までの30年間に及ぶ「むつ」研究開発の主要経緯について述べた。すなわち、初期基本計画における「むつ」の建造及び初期出力上昇試験と放射線漏洩;その対策としての遮蔽改修及び安全性総点検;その後見直しされ新しくなった基本計画に基づいての原子炉及び船体の点検・整備;使用前検査合格証及び船舶検査証書を得るための出力上昇試験・海上試運転の実施;引続き行われた実験航海について概要を記述した。
砂押 実次; 高橋 喜一*
PNC TN9440 91-013, 136 Pages, 1991/06
電気設備における過電流継電器の整定に際して,電力系統の%インピーダンス及び事故電流を算出し,保護協調を図ることで事故波及を防止し,電力供給の信頼性を向上させるとともに,電器設備の設計,運用維持に役立てるために作成した。大洗変電所(6kV系)の一連の更新工事完成を期に,次の項目について評価を行った。1・過電流継電器整定の考え方と整定値の評価2・%インピーダンスの算出(マップの作成)3・事故電流の算出(二線及び三相短絡電流の算出:6kV及び低圧系)4・6kV遮断容量の選定5・過電継電器保護協調の評価その結果,次のような効果が期待できる。1・事故点の損害を最小限にし事故の波及,拡大を防止する。2・事故範囲を最小限にし無用の停電を防止し,施設側の損害を軽減する。3・施設側の停電範囲,停電時間の低減により電力供給の信頼性の向上を図る。
池田 幸治; 宮地 謙吾; 竹下 明*; 市毛 尚志
KEK-Internal-89-7, 4 Pages, 1989/08
VCB遮断器においてのトラブル原因の多くは、投入開放時における衝撃振動によるものと考えられる。そのため今回、VCB遮断器20000回動作耐久試験を行い、動作回数による投入開放時の各部の加速度の変化、異常の有無及び遮断器の投入開放時の動作開閉時間を測定し、VCBの健全性を確認した。測定結果としては以下の通り、・加速度測定…最大1000Gを記録した。・VCB開閉時間測定……基準値内であり良好。・試験中の不具合履歴……補助接触器の不良、ゴムクッション亀裂、ロッド連結ネジ折損、ローラ調整ネジ折損、回数計取付板折損。・製作メーカにて分解・測定……分解調査にて補助リレーX、Yリレー接点に消耗あり。今回の試験において、消耗品の交換及び精密点検を行うことにより20000回という動作健全性が確認された。
加藤 久; 佐藤 彰; 木暮 広人; 和田 延夫
JAERI-M 85-011, 15 Pages, 1985/02
非破壊検査用Ir線源の小型化のため数種のターゲットによる中性子自己遮断効果を検討し、組み立て線源に適当な直径1.6mm、厚さ0.4mmのターゲットを選定した。試験照射の結果、このターゲットによる組み立て線源はJMTRによって1単位当たり3個で10Ci以上が確保でき、また1単位当たり5個までの個数の調整によって必要な放射能が確保できる。組み立て線源によるラジオグラフのコントラスト、透温度計識別度及び不鮮籖度の測定を行った。この結果組み立てIr線源の形状差による影響は認められなかった。以上から組み立てIr線源は非破壊検査用線源そしての適用性を備えるとともに、安定供給面への寄与が期待できることが判明した。
松田 光司; 高垣 虎雄; 中瀬 吉昭; 中井 洋太
JAERI-M 84-057, 72 Pages, 1984/03
高線量率加速器棟の遮断計算を簡単なモデル実験にもとづいて行った。加速器棟完成後、加速器棟内外の放射線量率の測定を行い、計算値との比較を行った。また制動輻射X線に対する遮断設計あるいはX線照射の際の基礎データを得ることを目的として高線量率加速器の0.6Mev電子線をFe(SUS304)に照射した場合に発生する制動輻射X線の角度分析を測定した。この際、制動輻射X線コンクリート床上の後方散乱の影響を最小にする条件を得るためアルベド値も測定した。ターゲットの下1mまでについて、ターゲットを中心として2m四方の線量率分布をシリコン固体線量計を用いて測定し、三次元線量率分布図をデータ集としてまとめた。また照射室内全体に関しては熱蛍光線量計(TLD)を1m間隔に設置して測定し、床から2m高さまでの等線量率分布を得た。迷路内の放射線量率の測定も行い、減衰の様子を調べた。
宮崎 則幸; 栗原 良一; 加藤 六郎; 磯崎 敏邦; 斉藤 和男*; 植田 脩三
JAERI-M 9437, 32 Pages, 1981/04
ブローダウンスラスト力解析コードPRTHRUST-J1を用いて配管破断予備試験として実施した急速遮断弁を用いたジェット放出試験を解析した。解析に際しては、放出口の間にある急速遮断弁の開度が時間とともに線形に変化するものと仮定した。この弁が全開するのに要する時間は放出ノズル部の圧力の時間変化から決定した。2インチおよび3インチ口径のジェット放出について放出係数をパラメータとして解析を実施し、ブローダウンスラストカおよび放出ノズル部の圧力を実験結果と比較した。この結果、ブローダウンスラストカの定性的な傾向は実験結果と解析結果で比較的良く一致していること、および実験から得られたブローダウンスラストカはおおむね放出係数が0.6から1.0の場合の解析結果に入っていることがわかった。しかし、実験結果をもっとも良く表わす放出係数値については得られなかった。
近藤 育朗; 瀬崎 勝二; 桜井 文雄
JAERI-M 6550, 22 Pages, 1976/05
JMTRに於て、箔放射化法による中性子スペクトルの測定を行なった。特に、0.1~1MeVエネルギレンジの中性子束の寄与を評価することを目的として、Ag(n,n')Ag反応を導入した。速中性子モニタをしてはInを、低エネルギ側には3種類の共鳴検出器を用いた。スペクトルの導出にはSANSIIコードを用いたが、それに必要な初期スペクトルとしては1次元SNコードANISNによる計算値を用いた。Ag箔の導入に当ってはENDEF/B-IVのAg(n,n')反応に関する励起関数を基にして編集を行い、Ag(n,n')Ag反応の断面積ファイルを作成してSANDII断面積ライブラリに加えた。SANDIIを2回ランさせることにより、無理のないスペクトルは得られると同時に、Ag箔の実用比の見通しが得られた。
関 泰; 飯田 浩正; 井手 隆裕*
JAERI-M 6540, 26 Pages, 1976/05
原研で行われた核融合動力炉の第2次試設計の超伝導マグネットの遮断設計のいて計算条件が設計精度におよぼす影響を1次元Sn輸送計算にて調べた。その結果空間メッシュ幅の選び方が遮断計算の精度を大きく左右することが明らかにされた。メッシュ幅を十分に細かくとり真相透過中性子の計算を行うためには、体系全体をいくるかに分けてsheel sourceにより体系間の中性子束をつなぐ方法が有効であることを示した。